東腎協青年部第2回交流会

日時:1999年8月1日(日)午後一時半より開催
場所:東京都障害者福祉会館

この会は、移植された方をお招きして、実際の移植についてのお話や質問に答えて頂きます。
また、終了後には簡単な談話会も予定しています。

。。。ということで始まりました。はじめ同じ病院のお友達にお話を頂いた時は、「いいよ〜」とかかる〜い気持ちで参加を決めました。が、いざ行ってみると50人近い人数で、(こんなに大勢の前でお話するのかー(^^ゞ)と驚きと緊張がかくせませんでした。

まず東腎協のごあいさつからはじまり、飛び入りで参加された出川先生より一言。そして移植をした方々がおひとりずつ、簡単な病歴等の自己紹介をされまして、(この日の移植者は私を入れて4人でした。)

その後、4つのブロックに別れて、おひとりづつ入って頂き、質問が始まりました。

私が入ったブロックは、いろいろな方がいらっしゃいました。透析をはじめてから長い方、1、2年の方、年令もさまざまでした。

そして質問は容赦なく飛んできました。(これは気軽に答えていては申し訳ないな)と思い、言葉を選びながら、一生懸命答えました。

やはり気になるのは、「移植して、どんなに生活が変わったか?!」でした。そしてメリット、デメリット等。今のところ特に問題ないから透析でも十分だ、10年しかもたない(と言われている)移植医療に望みを託すのはどうか?などの辛口の御意見もがんがん出てきました。

でも、私は移植を受けるチャンスに巡り合えて、とてもハッピーだったと思っています。「移植してこんなに幸せ!」「移植したから、こんなに生活が変わった!!」という答えをみな期待されていたようですが、月並みですが、『移植して、透析から離脱できたことが一番です』といいたいです。

ふつうの生活がどんなにしあわせか?それは透析している方が一番御存じだと思います。当たり前の生活、当たり前に仕事をして、時間を気にせず遊んで、旅行して。。。

「仮に透析に戻ることがあったら、どう思いますか?」との質問も出ました。

移植してまだ間もないころはそれが恐くてたまらなかったけど、今はその時がいつきてもいいように、思いっきり「ふつうの生活」を満喫して生きていますし、もし万が一、透析に戻っても、また移植の登録をすると思います。


飛び入り参加の「出川先生」

余談ですが、意外だったのが、「身近に移植者がいない」ということでした。テレビで体験を語る人しか知らないとのことでした。私でよければいつでもお話させて頂きますので、メールくださいね〜(^○^)/もっともっと元気になれることを多くの人に知ってもらって、ドナーカードや移植についても今後とも語っていこうと思います。

今回この会に参加させて頂いて、今まで忘れかけていた「初心」というか、「感謝のココロ」?を思い出すことが出来ました。また、自己管理を怠らずに一生この腎臓といっしょにいるために、私自身も努力していこうと思います。

1999/8/2