Q1:
どんな臓器が移植の為に提供できるのですか?
|
心臓や肺、肝臓、腎臓、角膜などを提供していただくことが出来ます。
心臓や肺、肝臓、腎臓、脾臓、小腸は脳死後、移植の為に提供して頂くことが出来ます。腎臓や脾臓、角膜は心臓が停止した死後でも、移植の為に提供して頂くことが出来ます。
|
Q2:
「脳死」ってどんな状態ですか? |
「脳死」とは、呼吸などを調節している脳幹といわれる部分も含めて脳全体の機能が停止し、元には戻らない状態をいいます。
「脳死」は呼吸などが保たれている「植物状態」とは全く別 のものです。脳死になると、自力では呼吸できません。また痛みなどの刺激に対する反応もなくなり回復することはありません。人工呼吸器などの助けによって、しばらくは心臓を動かし続けることもできるのですが、やがては心臓も止まってしまいます。全死亡者のうち、脳死になるのは1%未満です。
|
Q3:
臓器提供の意思を表示したいのですが、どうすればよいでしょうか?
|
まず、死後に臓器を提供することをご自身で意思表示カード(ドナーカード)に書いて下さい。
意思表示カード(ドナーカード)への記入にあたっては、記入例を参考に、該当する番号を提供する臓器を○で囲んでください。また、署名年月日と本人署名欄も記入して下さい。
(提供しない臓器は×で消してください。)
|
Q4:
書いた意思表示カード(ドナーカード)はどうすればよいのですか?
|
書いた意思表示カード(ドナーカード)はなるべく財布や定期入れ等に入れて、携帯してください。また、できればご家族にもその旨を伝えておいてください。
あなたの善意を生かすためには、その意思が誰か他の人に伝わっていることが大切です。また、臓器提供したいという気持ちをご家族とお話するのも大切なことです。ご家族の反対があっては臓器提供はできないのです。もし、記入後に臓器提供の意思が変わってしまったら、それまでのカードは破棄してください。
|
Q5:私は未成年ですが、臓器提供の意思表示は出来ますか?
|
未成年の方でも15才以上であればできます。
|
Q6:
意思表示カード(ドナーカード)を持っていることで、治療がかわったりするのでしょうか?また、何か費用がかかるのでしょうか?
|
そのようなことはありません。
救急医療は、あなたの命を救うことを第一に考えて行われます。また、臓器提供者(ドナー)の側には提供の為の費用はいっさいかかりません。
|
Q7:
臓器提供のことは理解したけれど、私は臓器を提供したくないのですが?
|
その考え方も尊重されます。意思表示カード(ドナーカード)には、臓器を提供しない旨も記入できます。
|
Q8:
臓器移植についてもっと詳しいことを知りたいのですが?
|
(社)日本臓器移植ネットワークにお問い合わせ下さい。
(社)日本臓器移植ネットワークは公平・公正な臓器移植のための日本で唯一の組織です。あなたの臓器移植に関する御質問を受付いたします。
|